軽量鉄骨下地（LGS）

軽量鉄骨下地工事は、建築物や住宅の内装工事において、壁や天井の下地となる骨組みを構築する工程です。軽量鉄骨は、軽量で強度があり、施工性にも優れているため、多くの建築物で使用されています。

石膏ボード等各種ボード張り

石膏ボード張り工事は、ビニールクロスや塗装などで居室の壁や天井を仕上げるための下地として、壁面や天井面を構築する行程です。石膏ボードの他にケイ酸カルシウム板やフレキシブルボードなど、ボード材にはいくつかの種類があります。また天井面には、そのまま仕上げとなる化粧石膏ボードや化粧岩綿吸音板を張る工法もあります。

耐火遮音間仕切

耐火遮音間仕切壁は、建築物内の異なる空間を分割するために使用される特殊な壁です。その名前からもわかるように、この壁は耐火性と遮音性の両方を備えています。

耐火性は、火災が発生した場合に火の広がりを防ぐ能力を指します。耐火遮音間仕切壁は、一定の時間（通常は1時間）にわたって炎や高温を防ぐことが求められます。これにより、火事が発生した際に他の部屋や階への延焼を遅らせ、人々の避難時間を確保することができます。

一方、遮音性は、壁を通して音の伝播を制限する能力を指します。建物内の異なる部屋や空間は、それぞれに異なる活動や騒音レベルが存在する場合があります。耐火遮音間仕切壁は、隣接する部屋や空間の音の侵入を最小限に抑えることで、プライバシーを確保し、快適な環境を提供します。

耐火遮音間仕切壁は、ホテル、オフィスビル、病院、学校など、様々な建築物で使用されます。これらの壁は、安全性と快適性を向上させるだけでなく、建物の耐久性と価値を高める重要な要素となっています。